学生アメリカンフットボールの東西の雄、日本大学フェニックスと関西学院大学ファイターズの一戦が、4月22日に神戸であった。甲子園ボウル出場・優勝が1位の関学大と2位の日大というライバル校だが、春の対戦は、2018年5月以来。ホームの関学大が試合に合わせて様々なイベントを開催し、会場は盛り上がった。
関西学院大学○14vs10 ● 日本大学 2023年4月22日 KGボウル(神戸市王子スタジアム) 試合に先立ってフラッグフットボール体験、チア体験、タッチフットボール模擬試合、特設ステージトークショー、アメリカのテールゲートパーティを模したBBQスタイルの飲食ブース設置など、関学OB青年部が中心となり様々なイベントが開催された。特設ステージトークショーでは鳥内元監督がOB奥野氏らとの爆笑を誘う掛け合いをするなど盛り上がりを見せた。(写真は全て佐藤誠撮影)
試合は関学キック、日大レシーブで開始。日大をパントに追い込んだ関学はファーストシリーズをランニングバック(RB)住田の1ヤードタッチダウン(TD)ランで締めて先制した。(*関学7-0日大)
日大は1クォーター(Q)残り3分15秒 キッカー(K)吉田の32ヤードフィールドゴール(FG)で追い上げる。(*関学7-3日大)。
前半終了間際、関学がFGチャレンジも日大ディフェンスバック杉山(DB)のブロックにあい追加点を奪えず前半が終了した。
3Q、日大守備陣がビックプレー、ディフェンスライン(DL)山田がファンブルフォースしたルーズボールをDB渡邊が確保し敵陣深くで攻撃権を得る。
後半から出場のクォーターバック(QB)金澤がワイドレシーバー(WR)西山へ8ヤードTDパスを通し日大が逆転した。(*関学7-10日大)
4Q、関学もQBを変更、先発星野から強肩の鎌田への変更だったがパスで逆転を狙う事なく以降全てをランプレー、ハーフバック(HB)とタイトエンド(TE)のブロックをキーにパワープレーに徹し、最後はエンドゾーンまでの3ヤードをRB伊丹がねじ込み試合終了まで残り43秒で逆転に成功した。(*関学14ー10日大)
日大はパスで再逆転を狙うも関学セーフティー(SF)中野のパスカットで万事休す、関学が接戦をものにした。
試合後は両校の選手、コーチらがグラウンド内で交流し親交を深めた。