テクニックに関する選手育成において高い評価を得る千葉県のJSC CHIBA。このクラブで代表を務めるのが、ベテラン指導者の川島和彦氏だ。これまでに5000人以上のジュニア年代の選手を指導し、上のカテゴリーに送り出してきた川島代表に、テクニック指導のあり方を聞いていく。
出典:サッカークリニック2020年7月号
取材・構成/鈴木智之 写真/矢野寿明
川島 JSC CHIBAのOBが高校などでプレーする姿を見て、通用していると感じるのは、「ボールをさらしながら前に運ぶプレー」です。JSC CHIBAは日本人選手のプレーではあまり見られない、人と人との間にスピードに乗って入っていくドリブルや、ボールを運ぶ推進力といった部分に、こだわって取り組んでいます。
ドリブルで運んでシュートを打てれば、それでいいでしょう。もし打てなくても、ディフェンスの間に割って入ることで相手が下がり、質の良いセカンドボールがこぼれてきます。
川島 まずは守備の中央に突破を仕掛けてこぼれたボールを拾い、そこからサイドに展開して裏のスペースを狙うのは、定石の一つです。最初にドリブルで中央に割って入るからこそ、連なるプレーになるのだと思います。JSC CHIBAのOBで、高校やJクラブのユースに行っても活躍する選手は、ドリブルで割って入る役割を担う選手が多いんです。
常識の中でプレーしても、相手の守備を崩すことはできません。常識を破るようなチャレンジをする選手が必要ですし、JSC CHIBAのOBが高校、大学、さらにはJリーグでも攻撃的な選手として評価されるのは、そういうメンタルを持ってプレーできるからだと思います。
川島 サッカーはボールを足で扱うスポーツなので、ボールに触る時間が長ければ長いほど、上手になる可能性が高くなります。では、長い時間ボールに触るためには何が必要かと言えば、ボールに触って楽しいと感じる気持ちや「こうなりたい!」と思うモチベーションです。モチベーションを高めるための燃料となるのが向上心や目標で、その気持ちを持ちながらボールにたくさん触る子はテクニックを身につけると思います。
次ページ > 失敗を積み上げた先に成功はある
2024-05-15
元アクトレスのエース青野未来はなぜプロレスに帰ってきたのか。マリーゴールド旗揚げ戦は「プロレスラー青野未来として石川奈青に絶対勝ちます」【週刊プロレス】
2024-05-13
【新作情報】「BBM横浜DeNAベイスターズ ベースボールカード2024」開幕戦で本塁打、鮮烈デビューのルーキー度会隆輝など注目メンバーが多いベイスターズの2024年チームパックが発売!!
2024-05-15
【相撲編集部が選ぶ夏場所4日目の一番】大の里、左四つからの攻めをしのいで若元春に連勝し、1敗を堅持
2024-05-14
前人未到のK-1&ボクシングの2冠達成 今こそ知るべき武居由樹の壮絶人生
2024-03-25
【アイスホッケー】「アイスホッケーを続ける」ということ。
2024-04-01
ベースボール・マガジン社の人工芝一覧、導入実績、問い合わせ先 [ベーマガターフ]
2024-05-15
元アクトレスのエース青野未来はなぜプロレスに帰ってきたのか。マリーゴールド旗揚げ戦は「プロレスラー青野未来として石川奈青に絶対勝ちます」【週刊プロレス】
2024-05-13
【新作情報】「BBM横浜DeNAベイスターズ ベースボールカード2024」開幕戦で本塁打、鮮烈デビューのルーキー度会隆輝など注目メンバーが多いベイスターズの2024年チームパックが発売!!
2024-05-15
【相撲編集部が選ぶ夏場所4日目の一番】大の里、左四つからの攻めをしのいで若元春に連勝し、1敗を堅持
2024-05-14
前人未到のK-1&ボクシングの2冠達成 今こそ知るべき武居由樹の壮絶人生
2024-03-25
【アイスホッケー】「アイスホッケーを続ける」ということ。
2024-04-01
ベースボール・マガジン社の人工芝一覧、導入実績、問い合わせ先 [ベーマガターフ]